過払い金請求とは、過去に借金をしていた方が払い過ぎた金利分を取り戻すための請求です。この請求は個人でも行うことができますが、個人で行うと金融会社側から低い金額での和解を勧められ言いくるめられてしまう事も多いため、確実にできるだけ全うな金額を取り戻したい場合は弁護士や司法書士に依頼することが良いでしょう。弁護士に依頼する場合と司法書士事務所に依頼する場合の違いは、単純に扱える金額の差と手数料の差です。弁護士の場合、債務の金額に制限はない代わりに、費用となる手数料は若干高めです。
一般的に取り戻すことができた金額の20%から30%ぐらいが手数料となります。司法書士の場合は、債務金額が140万円以下まで依頼することができます。司法書士に依頼する場合の手数料は、取り戻すことができた金額の10%から20%の範囲内です。どちらの方法を選ぶべきかを迷われている方は、単純に借金の金額で決めると良いと思います。
元々戻ってくるとは思っていなかったお金が戻ってくると思えば、多少の手数料を払うとしても気にならないものです。過払い金請求に関して、手続きをする際に持ち込み費用が発生することはほぼありません。弁護士事務所や司法書士事務所によっては手付金を設定しているところもあるのかもしれませんが、ほとんどの場合、成功報酬で手数料が発生します。この場合、取り戻せる金額が無い場合には、手数料は発生しないので、請求する方は全くお金を払う必要はありません。
得はあっても損することはないので、借金の経験がある方は過払い金請求を依頼しましょう。